病院・クリニックの皆さんが診療予約システムを検討されるきっかけの90%が「待ち時間の短縮」や「待ち時間の見える化」です。 診療予約システムを使ってこれらの目標を達成する方法をまとめます。
1. 待ち時間問題解決の方法
今まで待ち時間とは、来院時刻と診察開始予定時刻の差のことでした。 要するに「待ち時間」=「院内待ち時間」であり、これを変えることはできませんでした。 診療予約システムを導入するこにより、待ち時間を「院内待ち時間」と「院外待ち時間」に分離し、 「院内待ち時間」を短くすることによって、待ち時間の短縮が可能になります。
2. 待ち時間対策の仕組み
診療予約システムを導入すると、来院処理や案内処理を通して患者さんそれぞれの診察開始予定時刻が計算されます。 ネットから順番待ちすると、その時点での診察開始予定時刻がわかるので、その時間が近づくまではクリニックに行って院内で待つ必要がなくなります。 さらに、診察開始予定の10分前などに「もうすぐ診察お知らせメール」を送ることができるので、 メールを受取るまで安心して自宅待機したり、院外で時間をつぶしたりすることができます。
3. 診療予約システムを選ぶポイント
「待ち時間の短縮」や「待ち時間の見える化」という目標の達成のためには、 下記のポイントをおさえてシステムを比較する必要があります。
・待ち時間の計算がより正確な診療予約システムを選ぶこと
目的達成のためには、待ち時間の計算がより正確でなければなりません。 1名5分などのようにしか計算できないシステムや、時間の経過をリアルタイムで反映できない診療予約システムがありますが、 これでは目標達成の精度が下がります。すべての患者さんに影響がある、肝の部分ですので、しっかりとご確認ください。
・もうすぐ診察お知らせメールの配信タイミングを患者さんが変更できるシステムを選ぶこと
院内待ち時間短縮のためには、もうすぐ診察お知らせメールの配信タイミングを患者さん側で変更できなくてはなりません。 なぜなら、クリニックまでの時間距離は患者さんによってバラバラだからです。 10分で着く患者さんと、20分で着く患者さんに一律10分前にメールを送っているようでは、後者の患者さんには全く機能として意味がありません。 これも、順番待ち制の診療予約システムの肝の部分ですので、ご注意ください。
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