1. 患者さんがキャンセルする理由は同じ
「ネット予約の患者さんは安易にキャンセルをしないか?」という質問をいただくことがあります。少なくとも「診療予約2015」をご利用いただいているクリニックで、電話予約や次回予約よりもネット予約のほうがキャンセル率が高いというデータはありません。患者さんが予約をキャンセルするのには、理由があります。その理由は「本当に行けなくなった」からであって、予約方法がネットだったからではありません。そのため、ネットだから電話だからといった理由で、キャンセル率が高くなることはないのです。
2. ネットキャンセルは制限がつけられます
それでも心配であれば、ネットキャンセルは電話や次回予約のキャンセルと違い、「●日前までキャンセル可能」ということをシステムで制御することもできます。つまり、直前キャンセルが困るというのであれば、「ネットからは3日前までしかキャンセルできない」と設定しておけばよいのです。事実上、電話ではいつでもキャンセルできてしまうので、むしろネットキャンセルのほうがキャンセルしにくいということになります。それは患者さんが直前キャンセルは悪いことだとより強く認識してくれるからです。
以上見てきたように、ネット予約を開始したからといって、キャンセルが多発したり、そのせいで以前より予約枠に空きが出たりということはありません。むしろ、24時間ネット予約ができることによって機会損失が減り、以前より予約枠が埋まるようになるかもしれません。実際、本当にたくさんの患者さんが診療予約システムを利用してくれるようになります。それでもキャンセル率は増えませんので、ご安心ください。
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