「診療予約2015」では新患のネット予約を許可するかどうか設定することができます。
診療予約システムを利用することのメリットの1つは、受付時間外に予約が取れたり(予約制)、自宅に居ながらにしてネットで順番待ち(受付順番制)できることです。当然、新患にもこのメリットを提供したほうが、機会損失が少なくなります。
診療予約システムの中には、再診しかネット予約できないものもありますが、これはシステムのつくりがそうなっているだけであって、本来は新患の予約ができても何の問題もないはずです。
新患のネット予約を可能にするといたずらが増えるという説明をされることがありますが、まったくそんな心配はいりません。というのは、「診療予約2015」はマイページ型の診療予約システムのため簡単な登録をしてもらうからです。その際に、必ずメールアドレスを取得しますのでいたずらを防止することができます。存在するメールアドレスでないと登録できないため、いたずらもできない仕組みなのです。
一方でマイページ型でない診療予約システムでは、再診でないとネット予約できないものが多いです。それは、マイページ型でないためいたずらを防ぐ仕組みがなく、新患の予約を許してしまうと問題が起こる可能性があるからです。要するに診察券番号のない患者さんが誰でも予約できるということなので、適当に予約を入れることができてしまいます。これを防ぐためにネット予約は再診のみとしてるのであって、それを防ぐ手段があれば新患のネット予約は是非やるべきです。
ちなみに「診療予約2015」を利用しているクリニックの80%が、新患のネット予約を利用しています。便利なネット予約を再診だけに限定しなくてはならないのは、大変もったいないことだと思います。
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