診療圏の拡大に診療予約システムは使えますか?

1. 診療圏は変えられない?

通常、診療圏というのは立地により定まり、基本的には拡大したりしないものと考えられます。新しい道路ができたり、地域の病院が移転したなどの要因がない限り変わらないと考えるのが普通でしょう。基本的には開業時の立地がすべてで、自分でコントロールできないものだと認識されてきました。しかし、診療予約システムを導入することで、自分の力で診療圏を広げられる可能性があります。

 

2. 診療予約システムが診療圏を広げる

それは、下記の2つのクリニックを比べた場合に、どちらが診療圏が広くなるか考えていただければわかります。

A. 何分待つか行ってみないとわからないクリニック
B. ネットで後分後に診察が受けられるかわかるクリニック

例えば、同じ30分待ちの状況だとした場合を考えてみましょう。Aは行ってみないとわかりませんし、いずれにしても着いてから院内で30分待たなくてはなりません。一方でBのクリニックの場合は、移動も含めて30分で来院すればちょうど良いわけですから、多少遠くても時間が読める分だけメリットがあると判断される患者さんが出てくるかもしれません。行こうと決めた時点で、ネットで順番待ちできるので、30分の待ち時間を移動時間に有効に振り替えることができるのです。

 

診療予約システムがなければ、ネットで待ち時間を確認したり順番を予約したりすることができないため、単純に距離的に近いクリニックの方に軍配が上がる可能性が高まります。一方で、診療予約システムを導入し待ち時間を見える化することで、単純な距離の比較でなく、待ち時間を比較して来院してくれる患者さんが現れるかもしれないのです。このような仕組みによって、診療予約システムを導入しているクリニックは、診療圏を拡大できる可能性があるのです。

 

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